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〈あざみ野塾〉の受験指導方針1:共通テスト中心

「共通テスト中心」、と声高にいうと、共通テスト対策しかしないのか、とかんちがいされることがあります。
が、〈あざみ野塾〉の授業は、国公立大や私大の入試問題を中心に扱っています。
だからこそ、自分ではしっかり共通テストの過去問演習をやれ、という指導をしています。
受験生にとって最大の敵は、時間との戦いです。
それを克服するためには、徹底的な演習しかないはずです。
マークシート式の共通テストでは、正確な自己採点が求められます。
マークミスしないために、自己採点をまちがえないために、十分な練習が要ります。
〈あざみ野塾〉では、共通テストを中心に据えた受験を勧めます。
それは、共通テスト以外の受験のしかたを否定することではありません。
しかし、共通テストをうまく使うことには大きなメリットがあります。
ポイントは2つです。
① 受験勉強の〆を1月半ばにできること
② 2月に受験する大学を減らせること
共通テストは、高校で勉強した基本が試されています。しかも、私大や国公立大二次に比べて、非常に素直な問題作りをしています。
こうした基礎力の確認が1月半ばにできるメリットは、とても大きいといえます
合格の秘訣は、入念な準備です。
共通テストは、一度の試験で同時に多くの私立大学に出願できます。
共通テストを成功すれば、いわゆる「滑り止め」が共通テスト利用で合格します。
その分、「本命」の準備ができる。
特に、国公立大志望者は、二次試験対策が十分にできます。
共通テスト(1月の第3土日)から二次試験(2/25・26)まで約600時間(約40日×15時間/1日)勉強時間があります。
二次対策には十分な時間です。が、2月に私大を受験すればするほど、その時間(1日あたり15時間)は減っていきます。
合格できるかどうかわからないチャレンジ組には肝に銘じておいてほしい。
「本命」の私大や国公立大の二次対策ばかりやって、、、
共通テストを失敗すると、、、
結局、国公立大では足切りになり、
私大では「滑り止め」を大量に受けることになって「本命」の準備が不十分になります。
逆に、共通テストまでは共通テスト対策を中心にやって、、、
共通テストを成功すると、、、
私大では「本命」だけを受けることになり、
国公立大では十分な二次対策の時間が確保できます。
私大・二次対策はセンター試験が終るまでまったくやる必要がない、といっているのではありません。
〈あざみ野塾〉では、授業が私大・二次対策中心なので、それを信じて、自分でやる勉強は共通テスト対策中心にしろ、と言っているのです。
それが結果的に、受験全体に役立つ基礎力をつけることにもつながります。
失敗しても、メリットがあります。
それは、1月時点での自分の実力を測れることです。
自分のやってきた勉強のよいところ、悪いところがあぶりだすことができ、2月に向けて軌道修正できます。
そのためには、共通テストを真剣に受けなければなりません。
私大志望者にありがちですが、、、
2月が試験の本番だと思っている受験生は、共通テストを軽視します。
受験勉強の〆目標は2月になる。
そうした姿勢で共通テストを受ければ、失敗するのが当たり前です。
共通テスト利用での合格はまともにとれません。
その結果に焦って、「数打ちゃあたる」作戦に出る人はまだマシです。
その結果を直視せず、プライド優先の受験をして、どこも受からない、、、で、「行かない大学を受験してもしかたない」とうそぶく、、、。
そもそも、どこも合格していないヤツに「行く」とか「行かない」とか言う資格はありません。
真剣に受験しないでどこに合格できなかったヤツが、浪人したら、心を入れ替えると思いますか。
大事なことは、
共通テストを十分に準備すること、
そして、
その結果を真摯に受け止めること、
です。
2月の個別試験の前に、自分の勉強の可否をチェックできる最良のチャンスを逃してはいけません。
共通テストは、大学入試の「本番」であり(だから、成功すれば大学合格という特典が付いてくる)、だからこそ、自分の実力を測れる最もリアルな「模試」だといえます。
十分に準備したのに、共通テストがうまくいかなかったならば、その結果を受け止めるしかありません。
その失敗を活かして、2月の受験を考えていく。
共通テスト利用で合格を拾えなかった分、2月に受験する大学は増えてしまうかもしれません。
志望校を変える必要もあるかもしれません。
が、その逆境を乗り越えてほしい。
そうした一連の経験こそが、今後の人生のシミュレーションとして役立つと私たちは信じています。