「ブートキャンプ」が〝学び〟自体を鍛えること、
「授業」がプロ講師による大学受験向けの講座、
だとしたら、
「演習」は、名前通り、その場で演習させる、少人数の講座、です。
〈あざみ野塾〉では、基礎勉強を重視します。
やらなければならないとわかっていても、後回しになってしまうのが、基礎勉強。
しかも、基礎勉強は、だらだらやるのではなく、かぎられた時間のなかでてきぱきやって、頭ではなく身体に刻みつけなければなりません(それを「身につける」という)。
そうした作業って、なかなか一人でできないですよね。
「演習」の一つの役割は、この基礎勉強をしっかりさせることです。
「古文基礎演習」(担当:大前)
高1生、高2生。
『更級日記』を講読しながら、基本的な文法を丁寧に確認しています。
「ブートキャンプ」のような個別対応ではなかなか続けられない作業を、個別でも大人数でもなく、少人数でやるところに意味があります。
一人ではできないというと、リスニングでしょうか。
〈あざみ野塾〉には、リスニングのコツを指導する「演習」もあります。
共通テストを中心に、過去問演習も、受験生が集まってやっています。
「リスニングクリニック」(担当:山田)
英文を一文、一文確認して、リスニングのポイントを個人指導しています。
「共通テスト過去問演習」
受験生の自主講座です。
時間を決めて、共通テストの過去問をやっています。
一方、「授業」は、完全に大学入試向け。
大切なのは、「授業」を受けることでも、その内容を理解することでもなく、身につけることです。
が、なかなかそれができない。
「演習」のもう一つの役割は、内容を身につけるための練習をしっかりやらせることです。
この場合は、「授業」の補習的な役割だといえます。
いずれにしろ、「ブートキャンプ」でスタッフが気づいた問題点をどうにかするために、「演習」は生まれました。
だから、「演習」の時間割は、参加させたい塾生の予定を確認してから決めます。