あざみ野塾の苦しみ2 〜講師〜

「授業」は大学受験のためです

 〈あざみ野塾〉は、学校の勉強を大切にします。
 それが、高校生の本分だと思うからです。
 もし無視するなら、高校に通う必要はありません。

 しかし、大学受験を考えたとき、それだけでは足りないところがある。
 それを補うのが、塾/予備校の「授業」だと〈あざみ野塾〉は考えます。
 だから、授業は、受験体制に入るべき高2から、というのが〈あざみ野塾〉の方針です。  

プロのベテランしかいません

 授業を担当している講師は、みな、プロのベテランばかり。
 大学生のアルバイトなどいません。
 大手予備校や医学部予備校と兼任している者ばかり。
 そうした予備校講師のなかで、少人数を教えるのがうまい人に来てもらっています。

 ここでいう「プロ」とは、ただその科目を教えられることではなく、大学入試に精通していること

 すべての講師が、そういう意味でのプロです。
 ちなみに、現在7人の講師が出講していますが、そのうち5人が参考書などを公刊し、4人が動画(アプリやYouTubeなど)を配信しています。

少人数

 ほとんどの授業が1〜5人前後。
 授業形態によりますが、多くても10人前後です。

 〈あざみ野塾〉は、これまでの経験上、1学年10人前後を指導の理想と思っていますので、こうした少人数は今後も決して変わりません。

 授業のほとんどは、A教室で行います。
 一方的に講義を聴く、いわゆるスクール形式ではなく、ゼミ形式です。
 先生が前にいて、生徒がただそれを聞いてノートを取っている、のではなく、講師と塾生、塾生と塾生がやりとりしながら、授業が進みます

 だから、話しやすいように、机も、2つの机が合わさった「島」になっています。

数学(低学年生)
反転授業
授業では講師(+スタッフ)の前でひたすら演習。

ライブが原則

 授業をライブでやることに意味があると考えています。

 顔を見ながら、でなければ、受講者がどれほど理解しているか、わかりません。
 いや、それ以上に大切なのは、それをいかに身につけるか、です。

 高校生たちに圧倒的に足りないのは、「その場で覚える覚悟

 彼らは、話をまじめに聞けばいい、と思っています。
 それを理解すればいい、と思っています。
 で、覚えるのは、また後ほど。

 理解しようとするだけでなく、できるだけその場で覚えようとする、自分のものにしようとする。
 もちろん、そうした気合いがあれば覚えられる、などとは思っていません。
 が、それを体験させ、実感させていく場こそ、〈あざみ野塾〉における授業の役割です。
 くりかえしますが、講師が一人一人の生徒の顔を見ながら、でなければ、そうした授業はできません

 〈あざみ野塾〉がライブにこだわり、そして少人数にこだわるのは、このような理念があるからです。
 その授業と補完しあうのが、「演習」や「ブートキャンプ」です。

世界史(受験生)
某予備校で衛星講座を担当している講師が、〈あざみ野塾〉では1人にライブで教えています!

配信もしてます

 といいつつ、授業に必ず参加できるとはかぎらないのが高校生。
 〈あざみ野塾〉では、teamsを使って、同時配信と録画配信をしています。

 コロナ禍のころは、teamsを使って、リモートでの授業や集団/個人指導もやっていました。
 だからこそ、よけいにライブの大切さを実感します。

 なんでそんなプロが〈あざみ野塾〉のような〝小さな〟塾に集まるのか、というと、それは、〈あざみ野塾〉代表(大前)の人脈でしかありません。
 みなさん、安いペイでよくがまんして協力してくれているものです(感謝)。

 講師や塾生(同士)が話しやすいように、教室も、生徒を詰め込むのではなく、ゆったりとした机の配置にしています。

 何度も繰り返しますが、〈あざみ野塾〉は、本当にぜいたくな塾だと自負しています。