講師を紹介します〜代表:大前誠司〜

 「講師を紹介します」では、〈あざみ野塾〉代表の大前が、〈あざみ野塾/あざみ野予備校〉の講師を(偏見を交えながら)紹介します。

 まずは、自分自身から。少し、いやかなり美化して紹介します。

【大前誠司】

 出身大学は、東京大学法学部。
 予備校業界では、東大法学部=使えない奴(その理由は、、、勉強できない者の気持ちがわからない!)が常識なので、学歴がかなり邪魔でした。
 あざみ野予備校の講師は、ほとんど院卒なので、それも少しコンプレックス。

 専門は現代文。
 大学入試の答え合わせ=現代文の勉強、と思っている人には、かなり違和感のある授業をやっています。
 英語でいえば「文法」にあたる「構造」、現代の主要テーマを体系的に教える「内容」、設問の読み方を徹底的に演習させる「解く」が三本柱。
 塾生全員に毎日やっている新聞コラムの解説は、実は、準備なしの出たとこ勝負。自分の身近な出来事が、社会的な問題と深く結びついていることを教えているつもりです。

 12年に予備校業界の一線から退いて、「学びプロジェクト」を始めました。
 「学びプロジェクト」は、現在、
    「あざみ野塾/あざみ野予備校」
    「学びネットワーク」(休止中)

    「あざみ野まなびの場」(22年12月〜)
    「あざみ野大人塾」
(22年12月〜)
を運営しています。
 「学びネットワーク」では、高校の先生たちに現代文の指導法を講義しています。受験指導(=「解く」)だけでなく、文章構造の把握のしかた(=「構造」)や現代の主要テーマの概説(=「内容」)など、かなり踏み込んだことをやっています。

 22年12月から、「あざみ野まなびの場」という企画で高校生への学習支援を、「あざみ野大人塾」という企画で大人向けの講座を始めます。

・ 『新入試評論文読解のキーワード300改訂版』(明治書院)という著作があります。
 累計20万部売れているので、メディアに露出していない、かつ大手予備校に属していないことを考えると、爆発的な売れ行きといえます。でも、最近は売れ行きが悪いようで、、、たしかに、どこの書店に行っても、私の本がない!
 実は、他にも何冊か本を出しているのですが、あまりに売れなくて、『キーワード300』しか残らなかったというのが実情です。
 よかったら、アマゾンを覗いてみてください。以前見たときは絶賛されていたのですが、現在は「内容が偏向している」という否定的なレヴューも書かれています。が、そもそも「評論文」とは、世の中の常識を否定するところにあるので、常識にとらわれている人には「偏向している」ように見えるものです。それを解説した本ですので、「偏向している」という評価は正しいですし、まさに「評論文」を正しく解説していると誉められているような評価だといえます。

・ 明治書院と仲良しです。私の全著作は明治書院から出ています。
 明治書院は、国語関係の大御所的な出版社で、高校の国語教科書を出しています。ちなみに、最初に出した教科書は森鷗外(!)が監修したそうです。
 予備校関係者としては普通ありえないことですが、教科書作りにもかかわっています。