「いい授業」を受けても、なぜ成績が伸びないのか?

 簡単にいえば、「学ぶ」とは「身につける」ことだからです。

 「いい授業」を受けても「頭についている」だけです。それを「身につける」ためには、習熟する必要がある。

 どれだけの人が、それをしっかりできているでしょうか?
 どれだけの予備校/塾が、その習熟のやり方を指導しているでしょうか。
 どれだけの予備校/塾が、その習熟の面倒を見てくれるでしょうか。

 「いい授業」は、世の中に氾濫しています。動画で簡単に見られます。
 映像授業をウリにする予備校/塾もありますし、ネットで安価に視聴することもできます。

 それを「カリキュラム」にしたがって受講すると、成績が上がる!

 というのが、本当なら、その「いい授業」をとった高校生は同じように成績が上がるはずです。

 でも、現実は違う。

 そもそも、動画の最大の利点は、ⅰ)一定のクオリティの授業をⅱ)いつでも受講できるということです。

ⅰ)一定のクオリティ?

 でも、目の前にいない、そして、その実力もわからない生徒に対して、どれほどのクオリティのある授業ができるのでしょうか。

 私の経験で言わせていただくと、、、

 まず、同じ内容を教えるにしても、生徒によって、言葉遣いや教え方を変えます。
 教え方は、ただの方法論でなく、生徒への接し方から変えます。

 しかし、動画ではそうしたことがもちろんできないので、低すぎず高すぎず、わかりやすさを前に出した内容にします。
 わかりやすいっていいことじゃないか、と思うかもしれませんが、勉強には、わかりにくいけど大事なことってたくさんありますよね?
 教えるというのは、そうした部分を生徒に乗り越えさせるためにあると私は考えます。

ⅱ)いつでも見られる!

 「映像授業は寝ちゃう」と多くの高校生はいいます。
 わかりやすいだけの「いい授業」なのだから、当たり前です。

 体調や状況に合わせていつでも見られるのは、たしかに魅力的かもしれません。
 が、「本当にいい授業」とは、講師側だけでなく、受講する生徒もまた参加することで作られるものです。

 決して簡単なことではありません。
 授業に参加するためには、よい意味で緊張感がなければならない。

 「今」理解しなければならないことはできるだけ「今」理解しようとし、でもそれがなかなかできないからこそ、それを補うために「適切なノート作り」をしなければならない。
 「今」覚えなければならないことはできるだけ「今」覚えようとし、でもそれがなかなかできないからこそ、それを補うために「適切なノート作り」をしなければならない。

 そうした緊張感は、講師と生徒の相互交流のなかでしか生まれてきません。

 よく「タイパ」とか「コスパ」といわれます。
 が、はっきり断言しますが、勉強に関して、動画はかなり「タイパ」の悪い教材です。緊張感もなく流してみるかぎり、時間がだらだら流れていくにすぎません。
 だから、「寝ちゃう」。

 〈あざみ野塾〉も「いい授業」をそろえています。

 アルバイトの大学生講師ではなく、プロのベテラン講師ライブ少人数に講義します。
 自画自賛になりますが、〈あざみ野塾〉のような〝小さな〟塾ではありえない講師陣であり、クオリティです。

 必要なら、配信も録画もありますので、自宅で受講することも授業を休んでも大丈夫です。

 でも、それだけではダメなんです。

 最初に書いたように、「頭」ではなく、「身につけ」なければなりません。

 私は、「理論<感覚」だと考えます(正確には「理論⇆感覚」だと思いますが、ここでは論じません)。

 たとえば、ピアノについていえば、、、
 楽譜とおりに弾くために、どう運指するのか、どのような技術を使うのか、いろいろ理屈を知る必要があるでしょう。が、それがわかったところでピアノは弾けません。
 弾けるためには、そうした理屈が身体と一体化しなければならない。それが「身につける」=感覚です。

 ちなみに、「感覚」と「雰囲気」はちがいます。
 「感覚」とは、「たしかに身についた」ものであり、「雰囲気」は、適当にやることです。

 勉強の話に戻りましょう。

 「理解する」とは、理屈がわかることです。
 勉強は、頭でやるものだから、それで満足してしまう人が多い。だから、すぐに忘れる。わかったはずの理屈が出てこない。
 「できる」とは、一時的に「できた」ことがあることをいうのではなく、いつでも「できる」ことです。

 そうなるためには、ただ「理解する」だけでなく、どこかで習熟する必要があるのです。「できた」という経験を繰り返すしかない。

 めんどくさいですね。
 でも、勉強には、こうした「愚直さ」が必要なんです。

 それをめざしたのが、〈あざみ野塾〉の提案する「ブートキャンプ」であり、「演習」です。

 「ブートキャンプ」は、いってみれば自習ですが、塾の授業や学校の授業と連携しながら、その習熟を手伝い見守っていくものです。
 必要に応じて、学年を遡って基礎勉強をさせます。
 必要に応じて、スタッフが個別指導もします。

 「演習」は、その内容が多岐にわたりますが、、、
 数学の授業と連携して、その習熟度の確認テストをやったり、英語のリスニングやスピーキングの指導を少人数や個別にやったり、、、
 塾生の状況を見きわめ、講師に報告したり、ブートキャンプの指導に活かしたりします。

 〈あざみ野塾〉は、毎日通えることをウリにしていますが、低学年(〜高2生)は、まず、週3日通うことをめざしてほしい。
 「学ぶ」習慣を身につけてほしい。

 と〈あざみ野塾〉は考えています。