一般的な分類
大学入試は多様化の一途をたどっています。
が、現在では、大きく3つに分けて考えることになっています。
まず、「一般選抜」とそれ以外。
次に、それ以外を、出身高等学校長の推薦が必要かどうかで分類したもの。
さらに、「学校推薦型選抜」を、合否が実質どこで決まるかで分類します。
⑴ 一般選抜
⑵ 総合型選抜 …❌学校長の推薦
⑶ 学校推薦型選抜 …⭕学校長の推薦
公募制推薦 …大学が合否を決める。
指定校推薦 …実質、高校が合否を決める。
⑵と⑶の違いがわかるように、表にしてみます。
| 総合型選抜 | 学校推薦型 (公募制) | 学校推薦型 (指定校) | |
|---|---|---|---|
| 学校長の推薦 | × | ○ | ○ |
| 高校での成績 | △ | ○ | ◎ |
| 出願条件 | △ | △ | × |
| 試験形式 | 何でもあり | 何でもあり | 形式的な 面接・小論文 |
| 合否の判定 | 大学 | 大学 | 実質、高校 |
| 専願/併願 | 併願が原則 | 両方あり | 専願が原則 |
このなかで、「学校推薦型選抜(指定校)」がかなり異質なことがわかります。
「学校推薦型選抜(指定校)」だけ、実質、合否の判定を高校側がやっています。いわゆる「内部進学」もここに含まれると考えていいでしょう。
実態に即した分類
だから、むしろ、次のような3つに分けるべきです。
⒜ 一般入試=一般選抜
⒝ 特別入試=総合型選抜+学校推薦型選抜(公募)
⒞ 推薦入試=学校推薦型選抜(指定校)(+内部進学)
⒜〜⒞は、次のような違いがあります。
| 一般入試 | 特別入試 | 推薦入試 | |
|---|---|---|---|
| 一般選抜 | 総合型選抜 学校推薦型選抜(公募) | 学校推薦型選抜(指定校) 内部進学 | |
| 合否の判定 | 大学 | 大学 | 実質、高校 |
| 出願・選抜の時期 | 12月後半〜3月 | 4月〜翌年1月 9月〜12月が中心 | 〜12月 高校での選抜は 〜10月 |
| 試験形式 | ペーパーテスト | 何でもあり | 高校での評定 |
| 専願/併願 | 併願 | 両方あり | 専願 |
視覚化すると、下のようになります。

「AO・推薦入試」といいますが、それがもし「特別入試」+「推薦入試」なら、かなり問題のあることがわかるはずです。
「推薦入試」は、一般的な大学受験とはいえません。もちろん、利用できるなら、うまく使ってほしい手段ですが、その他の入試形式と同列に語ることはできません。
「AO・推薦入試が5割を超えた」というフレーズをよく聞きますが、実は、そのほとんどを「推薦入試」(指定校推薦+内部進学)が占めていることは知っていましたか?