「一般入試」というのは、文字通り、これまで「一般的」だと思われてきた入試形式です。
ですが、大学が独自にやるペーパーテスト――では、、、足りません。
「一般入試」には、
⑴ 共通テスト:大学入試センターが行う試験
⑵ 個別試験:各大学が行う独自試験
があります。
ここでは、「共通テスト」の使い方を国公立大学について解説します。
「一般入試」以外についても、「共通テスト」にかかわる範囲でお話します。
国公立大学の場合
国公立大学では、共通テストを1次試験として用い、各大学がそれぞれ個別に2次試験を課す、というのが一般的です。
が、「特別入試」にも共通テスト受験が求められることがあります。実は、これがかなりお得です。
一次試験としての共通テスト
【国立大学前期日程】
国立大学では、一般的に、6/7教科8科目必要です。

国語 1科目
社会 2科目
数学 2科目
理科 1科目
外国語 1科目
情報 1科目
計8科目
社会のうち、地歴から2科目選べば、6教科8科目。地歴から1科目、公民から1科目選べば、7教科8科目。
東大の場合、2次試験に地歴が2科目必要なので、普通は地歴から2科目選ぶ。
少し少ない場合もあります。

社会学類
社会1科目、数学1科目なので、6教科6科目。
国際総合学類
社会1科目、数学2科目なので、6教科7科目。
【公立大学前期日程】
公立大学は、科目数が少ない場合がかなりあります。

法学部法学科
前期日程は3教科3科目。
なぜか、後期日程は6/7教科8科目必要。

都市環境学部建築学科
前期日程は5教科6科目。
こちらは、後期日程も5教科6科目。
都立大学の他の学部学科は6/7教科8科目必要だが、傾斜配点される。たとえば、本来200点満点の英語を300点換算したり、100点満点の数学を50点換算したりして、各学科の特徴が出ている。

A方式:100名
「6教科」と言っているが、「地歴」と「公民」を1教科扱いにしているだけ。
8科目必要だが、募集人数が多い。

B方式:50名
「英語」必須。
「国語」、「地歴/公民」、「数学」、「情報」から2科目。高得点が採用される。
【国公立大学後期日程】
後期日程ではもっと少ない場合もあります。
後期日程の一番の問題は、3月12日まで気力がもつか、です。そのころは、ほとんどの受験生が受験を終えて、遊びの予定を組んでいるか、あきらめて浪人する気になっている時期です。
だからこそ、見た目の倍率よりずっと合格しやすいのが国公立大学後期日程。
国公立大学を受験するなら、後期まで考え、準備するのが基本です。

東京外大で後期があるのは国際社会学部だけ。
「国語」と「外国語」が必須。
あとは、「数学」「地歴」「公民」「情報」から1科目選択。
2次試験は「外国語」と「地歴」。
ちなみに、前期は6教科7科目。
後期日程は、前期同様、本格的な個別試験を課す場合もありますが、総合問題や、小論文/面接だけの場合もあります。
特別入試に使われる共通テスト
共通テストは、特別入試にも利用されます。
特別入試には必ず志望理由書や面接などがありますが、実質、共通テストの得点で合否が決まります。
共通テストを使うので、前期出願とダブルで出せます。特別入試で受かれば、前期試験を受けることなく合格が決まる! ダメだったら、普通に前期試験を受けるだけ。
書類の用意や面接の準備など、多少の負担はありますが、それほど大変ではないので、国公立大学志望者はうまく使ってほしい制度です。

国際教養学部/国際商学部
専願。
「書類選考」と書いているが、実質、共通テストの得点で決まる。

理学部
専願。
26年から「国語」が現代文のみ。

総合型選抜なのに専願。
評定平均は要らない。
共通テストの得点でほぼ決まる。
面接試験の点数が高いので、面接対策は必要。
他学部もほぼ同形式である。