1-3 「一般入試」:共通テストの使い方〜国公立大学〜

 「一般入試」というのは、文字通り、これまで「一般的」だと思われてきた入試形式です。
 ですが、大学が独自にやるペーパーテスト――では、、、足りません。
 「一般入試」には、

    ⑴ 共通テスト:大学入試センターが行う試験
    ⑵ 個別試験:各大学が行う独自試験

があります。

 ここでは、「共通テスト」の使い方を国公立大学について解説します。
 「一般入試」以外についても、「共通テスト」にかかわる範囲でお話します。

国公立大学の場合

 国公立大学では、共通テストを1次試験として用い、各大学がそれぞれ個別に2次試験を課す、というのが一般的です。

 が、「特別入試」にも共通テスト受験が求められることがあります。実は、これがかなりお得です。

一次試験としての共通テスト

 国立大学では、一般的に、6/7教科8科目必要です。

 国語  1科目
 社会  2科目
 数学  2科目
 理科  1科目
 外国語 1科目
 情報  1科目
    計8科目

 社会のうち、地歴から2科目選べば、6教科8科目。地歴から1科目、公民から1科目選べば、7教科8科目。
 東大の場合、2次試験に地歴が2科目必要なので、普通は地歴から2科目選ぶ。

 少し少ない場合もあります。

社会学類
 社会1科目、数学1科目なので、6教科6科目。

国際総合学類
 社会1科目、数学2科目なので、6教科7科目。

 公立大学は、科目数が少ない場合がかなりあります。

法学部法学科
 前期日程は3教科3科目。
 なぜか、後期日程は6/7教科8科目必要。

都市環境学部建築学科
 前期日程は5教科6科目。
 こちらは、後期日程も5教科6科目。

 都立大学の他の学部学科は6/7教科8科目必要だが、傾斜配点される。たとえば、本来200点満点の英語を300点換算したり、100点満点の数学を50点換算したりして、各学科の特徴が出ている。

A方式:100名
 「6教科」と言っているが、「地歴」と「公民」を1教科扱いにしているだけ。
 8科目必要だが、募集人数が多い。

B方式:50名
 「英語」必須。
 「国語」、「地歴/公民」、「数学」、「情報」から2科目。高得点が採用される。

 後期日程ではもっと少ない場合もあります。

 後期日程の一番の問題は、3月12日まで気力がもつか、です。そのころは、ほとんどの受験生が受験を終えて、遊びの予定を組んでいるか、あきらめて浪人する気になっている時期です。
 だからこそ、見た目の倍率よりずっと合格しやすいのが国公立大学後期日程。
 国公立大学を受験するなら、後期まで考え、準備するのが基本です。

 東京外大で後期があるのは国際社会学部だけ。

 「国語」と「外国語」が必須。
 あとは、「数学」「地歴」「公民」「情報」から1科目選択。
 2次試験は「外国語」と「地歴」。

 ちなみに、前期は6教科7科目。

 後期日程は、前期同様、本格的な個別試験を課す場合もありますが、総合問題や、小論文/面接だけの場合もあります。

特別入試に使われる共通テスト

 共通テストは、特別入試にも利用されます。

 特別入試には必ず志望理由書や面接などがありますが、実質、共通テストの得点で合否が決まります。
 共通テストを使うので、前期出願とダブルで出せます。特別入試で受かれば、前期試験を受けることなく合格が決まる! ダメだったら、普通に前期試験を受けるだけ。
 書類の用意や面接の準備など、多少の負担はありますが、それほど大変ではないので、国公立大学志望者はうまく使ってほしい制度です。

国際教養学部/国際商学部
 専願。
 「書類選考」と書いているが、実質、共通テストの得点で決まる。
 

理学部
 専願。
 26年から「国語」が現代文のみ。

 総合型選抜なのに専願。
 評定平均は要らない。
 共通テストの得点でほぼ決まる。
 面接試験の点数が高いので、面接対策は必要。

 他学部もほぼ同形式である。