第一の扉…ブートキャンプ


 勉強というのを、先生と生徒の関係で考えると、
  ① 勉強の内容
  ② 先生の教え方
  ③ 生徒の学び方
という三つの要素がかかわります。

 普通の塾は、①と②を中心に考えます。
 もちろん、〈あざみ野塾〉でも、①と②を軽視しません。特に、「内容」は勉強の根幹に関わる重要な部分です。しかし、「学び」の基本的な姿勢が身についていなければ、勉強は空回りします。
 成績が上がらないことを、教材や教え方(①+②)のせいにしていませんか。
 当然そうした面もあるでしょうが、まず自分自身の「学び」のあり方(③)を見直すべきです。

 その最も肝心な部分を鍛えるのが〈あざみ野塾〉です。


 〈あざみ野塾〉は、「当たり前」のことを「当たり前」に教える塾です。

 残念なことに、勉強に必勝法はありません。根性で乗り切れるものでもありません。ましてや、ムリヤリでっちあげた「やりたいこと」が何かを変えるわけなどありません。
 もしあるとしたら、根気よく、地道にやるしかない作業=普通の勉強があるだけです。

 でも、その「当たり前」をどれだけの人ができているでしょうか。

 悲しいことに、この「当たり前」は人によって違います。
 わからないことがあると「当たり前」に辞書を引く人もいれば、「当たり前」に無視する人もいます。「当たり前」に無視する人から見れば、辞書を引くことは決して「当たり前」ではありません。

 あなたの「当たり前」はどうでしょうか。

 その一つ一つを見直すことをめざすのが、〈あざみ野塾〉です。ですから、〈あざみ野塾〉は、何も特別なことを教えません。もし〈あざみ野塾〉が特別な塾だとしたら、それは、「当たり前」のことを「当たり前」に教えるからです。


 学習指導は、どこの塾でもやっています。しかし、たいていはやりっぱなしです。
 〈あざみ野塾〉は、一人一人の「学び」を丁寧に見ていきます。一人一人の「当たり前」を見直します。そして、ほとんどの高校生がやれていない、根気のいる、面倒くさいことをやらせます。〈あざみ野塾〉ではこれを「ハミガキの勉強」と呼びます。
 そうした勉強は、具体的な科目と切り離すことはできません。ですから、一人一人の状況を勘案して、まず一つの科目(たいていは英語か数学になると思います)をとりあげて、勉強の基本的な姿勢を鍛えていきます。ただ勉強のやり方を教えるのではなく、それぞれの科目の講師と連携して、その勉強に何が足りて何が足りないかを見きわめて、足りない部分を補っていきます。

 では、受験はこうした勉強と関係ないのでしょうか。

 いやむしろ、こうした「学び」こそ受験の基礎であって、それを固めないからこそ勉強に苦労するのです。
 一流と呼ばれるスポーツ選手がやる練習のほとんどは、基礎練習だといわれています。そんなことは知っているよ、と思うなら、その「当たり前」を自分の勉強にも当てはめてもらいたいと思います。

 〈あざみ野塾〉が「ブートキャンプ」(「新兵訓練所」という意味です)と呼ぶ基礎練習こそ、勉強において最も大切なことであり、それ抜きに受験の成功はありません。