カリキュラムについて…4つの扉

 〈あざみ野塾〉には、4つの扉があります。

Ⅰ ブートキャンプ
 一人一人の「当たり前」を見直します。毎日「ハミガキ」できるようにします。
 基本を徹底的に鍛えること、そのためにも学校の授業や教材を活用すること、それを受験勉強や本当の「学び」に結びつけていくことをめざします。
 あざみ野塾〉の最も大切にしたい部分です。なぜ大切にしたいかについては、「ハミガキの勉強」や「あざみ野塾のめざすもの」をご覧ください。

Ⅱ 日本語
 ただ何かを読んだり解いたりするのではなく、考えること、表現することを重視します。「当たり前を疑う」ことを身につけさせます。
 語学という範疇にとどまらず、高校生たちに日常への関心をもたせたいと思っています。

Ⅲ 大学受験
 「授業」は、大学入試を熟知したベテランのプロ講師がやるライブにこだわっています。が、オンライン配信や録画配信にも対応しています。
 「演習」は、基礎の徹底練習、共通テストの実戦演習など、自分ではやりにくいところを補う講座です。
 他塾/予備校と大きく違うのが、「受験指導」です。〈あざみ野塾〉ほどきめ細かい指導をするところはないと自負しています。

Ⅳ 学び 
 すべての人に「学び」を提供したいという大それたことを考えています。
 もちろん、あざみ野という地域に根ざしながら、小さな塾としてできる範囲で、ですが。
 年齢を問わない、何か知的に楽しいことができる場が生まれてほしいと思っています。

 ブートキャンプ

 勉強の悩みは一人一人違います。

 そもそもの勉強のしかた自体に問題があるのか?
 勉強の内容や教え方に問題があるのか?

〈あざみ野塾〉は、生徒に寄り添いながら、家庭での学習はもちろん、学校や他塾の勉強まで含めて勉強全体を見直します。強制的に「正しい」ことをやらせるのではなく、その人その人に合った「学び」を実現するために必要な前提/環境を整えていきます。授業を取る取らないにかかわらず、必要なら各科目の講師と面談したり、指導を受けたりもできます。
 「ブートキャンプ」は、ただの自習や補習ではなく、講師との連携のもとで行われる基礎鍛練です。

 〈あざみ野塾〉は、あざみ野駅前にありますから、毎日通っていただいてもかまいません。実際、ほとんどの生徒が週5日以上来ています。〈あざみ野塾〉は、何日通っても同一料金です。
 スタッフの目が行き届き、専門の講師からのアドバイスを受けられる環境で、自習室代わりにも使えます。

 部活動が忙しい人は、部活帰りの30分、塾で勉強していきましょう。
 成績がいい人こそ忘れがちな基礎勉強を徹底的にやらせます。

 一人一人の勉強の様子を見て、必要な環境を整えるプログラムが「ブートキャンプ」です。

 こちらもご覧ください。

Ⅱ 日本語

 母語である日本語を初歩から奥まで教えます。
 が、それは、そもそも日常への、この世界への関心・興味をもってほしいからです。世界がもっている、さまざまな彩りに気づいて、それに積極的にかかわっていってほしいからです。

 2016年度開講した講座は、以下のようなものがあります。
 現在の講座構成、講座内容とはかなり異なります。あくまでも16年度の講座紹介です。

〈新聞コラムの音読〉
 →現在は、20:00〜20:30でやっています(最初10分は英文音読)。
  毎日19:45〜20:00、塾生全員参加で音読をさせ、簡単な解説を加えます。
  日常的な出来事、ニュースに隠れている「現代」のテーマを考えさせています。

〈英語⇆日本語〉
 →現在は、高2向け1クラス、受験生向け2クラスの3レベル構成になっています。
  基本文型や語彙の確認など、以前と比べて、英語寄りの講座です。
  意欲のある中3生と高1生向けの講座です。
  センターレベルの英語の文章を使って、日本語の表現法を学びます。
  「英文→直訳→自然な日本語」という流れでやります。

〈構造〉
  ただの文法ではなく、文章を構造的に分析します。
  形式的な面からの「読み」は、学校教育ではまず触れない分野です。
  最も基礎的な講座で、高2生以上には原則必須です。
  定期的に講座を設けていますが、個別の指導もしています。

〈内容〉
 →23年1月から、この講座をベースに〈あざみ野大人塾〉を始めました。
  「現代」の主要なテーマを体系的に説明します。
  「テーマ解説」→「個別の文章」の順にやることで、
  その文章だけでなく、同じような内容の文章が読めるようにします。
  現代文の講座として、事実上、日本で最も難しい講座です。
  「難しいけどわかりやすい」をめざしています。

〈解く〉
 →設問の「読み方」は、すべての科目に通用します。
  設問の「読み方」を教えます。
  大学入試向けのきわめて実践的な講座です。
  最初は、センター試験を用いて練習します。

の5種類です。

 これ以外に、評論(『ヨーロッパ「近代」の終焉』)の講読、200字要約の練習、小論文の指導もしています。

 こちらもご覧ください。

Ⅲ 大学受験

 そもそも一番得意なのが、大学受験指導です。

 〈あざみ野塾〉の講師は、長年大学受験の指導をしてきたプロばかりです(ここでいう「プロ」とは、その科目の指導ができるだけでなく、大学入試の知識を豊富にもっている者です)。
 それぞれの科目のプロが、国公立大二次試験や私大個別試験を意識して、「授業」をやっています。
 科目によると15人ほどになることもありますが、ほとんどの場合、1〜10人ほどの少人数のクラスですので、一人一人の顔を見ながら指導しています。

 20年からは、teamsによるオンライン配信と録画配信を行っていますので、「授業」に出られなくても、受講することが可能になりました。

 基礎練習の不足を補ったり、実戦演習の不足を補ったりするのが「演習」です。
 「演習」を担当するのはスタッフですので、塾生の様子を見て、必要だと感じたことを積極的に講座として設けています。時間割に組み込まれず、「ブートキャンプ」の中で行っている「演習」もあります。

 「受験指導」という点では、決してどこにも負けません。
 まず、高校生が志望学部や志望大学を決めるのは、それほど簡単なことではありません。その悩みをスタッフは丁寧に拾って、相談に乗ります。時には、卒業生を呼んで、個別に面談してもらうこともあります。
 受験期になると、どの大学をどのように受けるか、1ヶ月以上かけて決めていきます。〈あざみ野塾〉では共通テストをうまく利用することを勧めています(「共通テスト」を中心にする意味・意義)が、共通テストで何点取れるか、わかりませんから、たとえば、80%の得点率ならここを受ける、75%ならここを受ける、という得点別のシミュレーションを一緒に考えていきます。
 こうしたことは、小さな塾だからこそできることだと思います。

 学校推薦型、総合型選抜の受験指導経験が豊富なスタッフ・講師もおりますので、気軽にご相談ください。

Ⅳ 学び

 そもそも「学び」に、学校の勉強も受験勉強も一生の勉強もありません。小学生も高校生も大人もありません。

 いろいろなことを「学ぶ」ことこそ、あざみ野塾が最も提供したいことです。少しずつ提案・提供させていただくつもりです。

 〈あざみ野まなびの場〉は、経済的な理由で勉強をするのが難しい高校生に「学びの場」を提供します。毎週日曜日午後に開催します。
 〈あざみ野大人塾〉は、文字通り、大人向けの講座です。子供に勉強しろ、とうるさく言うくらいなら、自分もしようよ、という企画です。月4回木曜日20:30〜に開催します。ライブでも、オンラインでも、録画でも参加できます。
 〈あざみ野塾〜小学生英語〜〉は、文字通り、小学生向けの英語講座です。先取りする講座ではありません。小学生たちが「楽しい英語」に苦しんでいる現状に一石を投じたいと思って企画しました。開講曜日や時間は、相談の上決めます。